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会員
正会員19名
賛助会員6団体
味の素㈱
サントリー食品インターナショナル㈱
天野エンザイム㈱
キッコーマン㈱研究開発本部
味の素AGF㈱
三州食品㈱
設立趣旨
日本人は古来、バイオの働きを利用し、各種の食品を作ってきました。その例は、酒、味噌、醤油、 納豆、漬物、ヨーグルト、乳酸飲料と枚挙にいとまがありません。
またバイオの働きを活用してアミノ酸、核酸、酵素、医薬品などを作る産業やバイオエネルギー、環境産業などは将来、有望であります。
 しかし、バイオ分野の主として将来を担う人材育成は十分ではありません。特に、好奇心を持ち、柔軟な頭脳を持つ子どもたちへのバイオ教育は乏しいと言わざるを得ません。バイオの働きを担う微生物が目で見えないものであることが、子どもたちの興味を呼ばない一因でもあります。
 私たちは将来を担う子どもたちや一般市民にやさしく、興味深いバイオ情報を提供することが、子どもたちのバイオへの関心を高めると共に、バイオ分野の人材育成に寄与すると考えました。
 また日本人は古くからいろいろな調味料やだしを使って、食品素材の味を生かした家庭料理を手作りし、家族で揃って食べる習慣がありました。こうした中で日本人の味覚が育まれ、世界に誇る日本料理が生まれ育ってきました。 
 今、食生活面では個食化や孤食化により、家庭で食卓を囲む楽しい食事という習慣が消えつつあります。また日本人の繊細な味覚も食生活の急激な変化により変わってきつつあります。
 私たちはこうした面でも、将来を担う子どもたちや一般市民を中心に日本の誇るだしや調味料情報を提供して、食・味覚への関心を高めていこうと考えました。
  私たちは大学や企業で長年、バイオや食・味覚に関する仕事に携わってきました。そうした経験をもとに、更により深く調査・研究・情報収集事業を行い、将来を担う子どもたちを中心にやさしく、興味深いバイオ・食・味覚に関する教育・啓発事業を行うと共に、広報・普及事業を行って、バイオ分野の人材育成に寄与し、また食べることへの関心を高め、日本の食文化に誇りを持つように導き、子どもたちの健全育成に寄与していきたいと考えております。こうした子どもたちの健全育成、社会教育の推進、科学技術の振興を図る活動は公益性に密接に関連すると考えます。私たちは将来的には子どもたちや一般市民のみならず外国人にも啓発活動の輪を広げたいと考えております。